俺の知り合いの山本けいすけ。29歳。派遣社員。年収280万。実家暮らし。こいつが先週、自分の部屋で何もしないまま日曜日を過ごしたらしい。朝9時に目覚めて、天井を見つめて、気づいたら夜8時。13時間、何もしない。お袋の足音が廊下を通るたびに息をひそめて、部屋の電気も消して、スマホの画面の光だけで天井の染みを追ってた。その話を聞いた時、俺は思った。これは、あと10年後の俺かもしれない。

天井を見つめるだけの日曜日 ── 山本の現実

山本の実家は、京都の郊外にある築30年の一戸建て。両親は60代で、父親は建設会社の現場監督。母親は近所の弁当屋でパート。二階の四畳半の部屋が、山本の領土だ。

その部屋には、シングルベッド、机の上のノート型パソコン、クローゼット。あとは何もない。壁には何も貼られていない。カーテンは薄緑色。窓からは隣家の軒先が見える。

土曜の夜は、山本はいつもYouTubeを見ている。有料サンドボックスゲームのプレイ動画とか、時代考証に凝った歴史番組とか。でも日曜日の朝、目覚めた時点で、その気力が消える。誰と会うわけでもない。どこへ行くわけでもない。13時間、部屋を出ない。トイレと水を飲むためだけに、廊下を歩く。

「天井の染みのパターンを全部覚えちゃったよ」── そう笑いながら言った山本の顔が、俺の頭から消えない。笑いじゃなくて、悲鳴だったんだと思う。あとで俺は気づいた。あのセリフの怖さに。

同世代を見下すことで生き延びる ── 親世代との段差

山本の親世代は、就職氷河期の前の時代だ。奴らは新卒で正社員になって、40年勤めあげたら退職金をもらって、年金で細々と暮らす。その世代の親たちから見ると、山本は「失敗した子」だ。派遣で、実家暮らしで、給料は親世代の半分。

だから山本は、意識的に同世代の「もっと落ちた奴ら」を探す。ニート。引きこもり。実家で働かずに親のお金を吸い上げるような奴ら。「あの人たちよりはましだ」── そう呟くことで、自分は一番下ではないと確認する儀式。でも30秒で、その安心感も消える。だから、また探す。

実家の食卓で、親が言ったセリフがある。「山本も、いい歳だし、そろそろ結婚とか考えないのか」。その一言で、奴は完全に黙る。同世代の友人たちの結婚式の招待状も、もう来なくなった。去年までは年2回来てたのに。今は誰も、山本を誘わない。奴も、友人たちに連絡しない。理由は簡単。年収280万で、披露宴に行くと、ご祝儀で3万飛ぶ。それは、山本にとって、2週間分の昼飯だ。

年収280万の末路が、朝4時に見える

山本は派遣で、某電子部品工場の検査部門にいる。時給は1,200円。月に21日働いて、月給が約25万。ボーナスなし。健康保険は自分で払う。税金も自分。実家暮らしだから、家には2万だけ入れてる。それ以外は、自分で使う。携帯4,000円。食費5,000円。その他もろもろで、月に38,000円の貯金。年間、45万。

この流れが、あと35年続く。65歳までに、1,575万の貯金。それが、年金をもらうまでの生活費だ。年金は、派遣だから厚生年金じゃなくて、国民年金。月額、6万円。1年で72万。あと30年生きたとして、2,160万必要。その差は、585万の赤字。つまり、山本は、絶対に死ねない人間だ。死ぬまで、働き続けないといけない。親が亡くなって、実家を相続しても、固定資産税がある。その時、初めて山本は、死ぬことすら許されない現実に気づく。

朝4時に、山本は目覚めることがある。不眠症の一種だ。そして、その朝4時に、その計算をする。ベッドの上で、スマホの電卓を開いて、何度も何度も。でも、答えは変わらない。絶望という二文字に、数字をかけても、結果は変わらない。

「何もしない」という選択が、実は選択じゃない理由

実家で何もしない日曜日。それは、選択じゃなくて、もう追い詰められた状態なんだと思う。山本には、行き場がない。友人と遊ぶお金がない。恋人もいない。サークルにも入ってない。親が「また何してるの」って声をかけてくるのが怖いから、部屋に閉じ込もる。部屋に閉じ込もるから、ますます何もしない。その繰り返しだ。

派遣社員の山本は、会社でも「何もしない」。正社員じゃないから、プロジェクトを任されない。給与が上がらない。スキルが身につかない。3年やってることが、初日と同じことだ。知識は増えない。経験値も上がらない。ただ、月給の25万円が、毎月同じ額で口座に入ってくるだけ。

10年、20年と、その「何もしない」が積み重なる。気づいた時には、39歳。45歳。そのころには、山本は世間的に「詰んだ人間」カテゴリーに入ってる。履歴書の空白。昇進経歴のなさ。婚歴なし。貯金50万。その時に、初めて焦る。でも、もう誰も、そういう人間を拾ってはくれない。

「同じ地獄」を見た俺が、山本に言ったこと

俺は37歳で、山本より8歳上だ。でも、俺たちは同じ底にいる。給料は俺の方が少し高いけど、その程度の差は、絶望の質を変えない。俺も、朝4時に目覚めて、計算する。あと28年、働き続けるのかって。

だから、山本に言った。「このままだと、30代後半で、お前は完全に詰む。でも、今ならまだ、動き出す時間がある。29歳のお前は、俺から見たら、スタート地点だ」。

山本は、そこで初めて、目に少し力が入った。「でも、何すればいいんですか」。その問い。それが、最初の一歩だと思う。

何もしない日曜日から、一歩踏み出す ── 山本とXM

俺が山本に教えたのは、FXだ。別に、金儲けの話じゃない。給料+αの流れを作る話でもない。ただ、「何もしない」という選択肢を、「チャートを見る」という選択肢に変える話だ。

山本は、初めて聞いた時、かなり警戒してた。「FX?ギャンブルじゃないですか」。その通りだ。だから俺は、説明した。ギャンブルじゃなくて、学習だということ。チャートの動きを学ぶ。経済指標を学ぶ。リスク管理を学ぶ。その過程で、派遣のままじゃ身につかないスキルが、身につく。

山本が実家の部屋で何もしないのは、「これ以上、動く理由がない」と思ってるから。でも、XMのチャートを開くと、話が変わる。毎日、新しい情報が流れてくる。毎日、判断を求められる。毎日、学ぶことがある。それは、派遣の検査員の日常と、全く異なる世界だ。

山本は、まだ口座を開いたばかりだ。デモ口座で、ちょっと触ってる段階。でも、その数週間で、変わった。朝4時に目覚めても、今は計算をしない。スマホを開いて、ドル円のチャートを見る。「この指標が発表されたら、どう動くんだろう」── そういう思考が、生まれた。それは、実家の天井を見つめるのと、全く違う時間の使い方だ。

親世代のレールが、もう走ってない ── 29歳のお前へ

山本のような29歳のお前たちに、言いたいことがある。親世代が歩んだ「新卒で正社員 → 40年勤続 → 退職金 → 年金」というレールは、もう走ってない。その事実を、受け入れるしかない。

派遣だからダメじゃない。実家暮らしだからダメじゃない。貯金が少ないからダメじゃない。ダメなのは、「ここから動かない」という決定だ。実家の部屋で、天井を見つめ続けることだ。

年収280万でも、30歳でも、スキルゼロでも。今この瞬間から、動き出すことはできる。給料の中から、月に5,000円だけ使って、何か新しいことを学ぶ。それが、派遣のままの人生と、そうじゃない人生の分かれ道になる。

俺は、その新しいことをXMにしてる。お前は、別の何かかもしれない。でも、重要なのは「何をするか」じゃなくて、「動き出すか、動き出さないか」その選択だ。

朝4時の不眠症は、つまり、お前の脳からの悲鳴だ

山本は、月1回、俺に連絡をくれるようになった。最初は「XMの口座開設ができました」。次は「デモで初めての取引をしました」。先週は「朝4時に目覚めましたが、チャートを見たら、また眠くなりました」。

その報告から、俺は感じる。奴は、確実に変わってる。朝4時の不眠症は、治ってない。でも、その時間の使い方が変わった。絶望の計算から、チャートの分析へ。脳が、「何もしない」状態から、「学習する」状態へ移行してる。

それは、奴の人生を180度変えるには、まだ足りない。でも、少なくとも、29歳の山本は、朝4時に目覚めた時に「このままか」と思う代わりに「次どうするか」と思うようになった。その変化は、小さいように見えて、実は全てだ。

実家の部屋で何もしない日曜日。その時間は、絶対になくならない。でも、「何もしない」という時間を「学ぶ」という時間に変えることはできる。山本は、それをやってる。

実家の自室で「最初の一歩」を踏む方法

山本が実家で、親にバレずに動き出せた理由は、シンプルだ。デモ口座だからだ。実際の金は動かさない。親に「何してるの」って聞かれても、「スマホでゲームしてる」って言えばいい。デモ口座なら、それは実質的に「ゲーム」みたいなもんだ。でも、その「ゲーム」の中で、経済を学べる。チャートの読み方を学べる。リスク管理を学べる。

実家の自室のベッドの上で、親に秘密にしたまま、別の世界と繋がることができる。スマホ一つで、全世界の金融市場と繋がる。そして、その市場で「判断する」という行為が、派遣の検査員として毎日やってることと、全く違う脳の使い方なんだ。最初の一歩は、小さくていい。デモ口座で、ドル円を1回取引してみる。それだけでいい。

動き出すことで、天井の景色が変わる。朝4時に目覚めた時に見えるのが、絶望の計算ではなく、次のアクションプランに変わる。実家の四畳半の部屋は、変わらない。でも、その部屋の中での「時間の使い方」は、完全に変わるんだ。それが、人生を変えるための最初の一歩だ。

── 田島タカシ

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