パソコンの画面に表示された残高。¥50,000。銀行口座から5万円をぶっ込んだ。その金額が画面に映ったとき、初めて現実になった。これは、金だ。本物の金が、今、このシステムの中にある。

月収の1/7を賭ける決定

XMの口座を開設したのは、11月の終わり。手続きは本当に5分だった。メールアドレス、名前、住所、電話番号。生年月日。それだけで、「MT4ダウンロードリンク」と「アカウント番号」が送られてきた。

MT4を立ち上げた。なんだこれ。画面が複雑すぎる。チャート、自動売買、指標…………何も分からない。ネット検索して、YouTubeで「MT4 初心者」と検索してみた。1時間、ビデオを見た。2時間。3時間。

あ、なんか分かった。あの上下の線がチャートで、色が変わるのが買いと売りのシグナルで、ここをクリックで注文して……

分かったような。分かってないような。

それでも、入金しようと思った。なぜなら、知識がない状態でいくらYouTubeを見ても、実際にやってみないと分からないからだ。

銀行口座を開く。5万円。月給が30万だから、1/6だ。いや、正確には月の手取りが28万だから、1/5.6。月々の家賃が5万2000円。その翌月の生活費を圧迫する。でも、クレジットカードがあるから、何とかなるだろう。

決定した。5万円をXMに入金する。

入金した瞬間、手が震えた

銀行のサイトから、XMの指定口座に振込。振込手数料550円。もったいない気がした。でも、その550円は、これからのために……と自分に言い聞かせた。

12月1日。金曜日の夜。振込から48時間待ってた。本当は即座に反映されるはずだったが、銀行の締め切りの関係で、月曜の朝に確認することになった。

月曜日。仕事から帰ったら、MT4を開いた。

¥50,000

画面に表示された数字。金だ。これは……本当に、金。口座に数字として存在する金。デジタルな、でも現実的な金。

このとき、初めて理解した。「お金を投資する」って、こういうことか。

画面を閉じて、階段を下りた。1Kのアパートだから、すぐに居間だ。冷蔵庫を開いて、缶コーヒーを取った。手が震えていた。心臓が速い。

これは……恐怖か、興奮か。

USD/JPYの最初の注文

その夜は、注文しなかった。怖かった。本当に怖かった。5万円が減るのが。

翌日。仕事の昼休みに、MT4を見た。USD/JPYが149.50で推移している。買い圧力が強い、とどっかのニュースで見た。だから、買ってみよう。

「New Order」をクリック。0.01ロットを選択。この「ロット」という単位は、俺の理解では「賭け金の大きさ」のようなものだ。0.01ロットなら、1ロットの1/100だから、リスクが低い。多分。

BUY ボタンを押した。

「Pending order confirmed」

オーダーが確定した。俺は、USD/JPYの上がり下がりに賭けた。0.01ロット、149.50で。

その後、ずっとチャートを見ていた。携帯のMT4アプリを立ち上げて。価格が149.55になった。ちょっと上がった。149.48。下がった。149.60。また上がった。

呼吸をしてなかった。本気で、呼吸をしてなかった。

2時間、チャートを睨み続けた

仕事に戻れなかった。トイレの個室にこもって、チャートを見てた。149.65。150.00に近い。上がってる。利益が出てるんだ。だから……ここで売ったら、利益確定。

でも、もっと上がるかもしれない。150.05。150.10。

150円のキリのいい数字を超えた。マジか。もう一気に落ちるんじゃ。あ、落ちた。149.95。149.80。

絶望した。損失が出た。いや、まだプラスか。149.85。+35銭くらいか。

ここで売ろう。

「Close」をクリック。

画面に「Profit」の文字。プラスだ。数百円。

たった数百円の利益。

でも、これは俺の判断で出した金だ。給料じゃなくて。会社がくれたんじゃなくて。俺が、チャートを読んで、判断して、自分で売買して、得た金だ。

その瞬間、心が変わった。

眠れない夜が続いた

その日の夜。眠れなかった。

ベッドに横になって、天井を見つめている。やったことが、何度も脳裏に浮かぶ。USD/JPYを買って、上がったところで売った。小さな利益。

金額としては大したことない。でも、それはお金としての金額ではなくて、心としての金額がある。

給料をもらうのと、トレードで稼ぐのは、全然違う。給料は、会社が「今月も働いたから」と、くれる金だ。ルーチンで、毎月、機械的にもらう。でも、トレードで稼ぐ金は、全部自分だ。自分の判断。自分の読み。自分の決定。

朝3時。眠れないまま、パソコンの前に座ってた。ロンドン市場が開く時間だ。MT4を立ち上げて、チャートを見た。USD/JPYは150.10で推移している。また買おうか。0.02ロットで。もっと大きい賭けで。

でも、やめた。ビギナーズラックかもしれないし。1回の成功で調子に乗ったら、すぐに負ける。ネット検索で、「FX 破産」というワードが何度も出てくるから。

朝6時。眠らないまま、仕事に行った。

朝が変わった

それまで、俺の朝は最悪だった。

毎朝5時45分。アラーム。嫌だ。5分だけ……と言いながら、あと15分寝る。結局6時に起きる。会社には8時45分までに行かないといけないから、急いでシャワー、着替え、弁当を買ってから会社へ。

朝が嫌いだった。なぜなら、つまらないから。毎朝、同じことの繰り返し。シャワー、着替え、食事。そして、同じオフィスで、同じ書類を、同じ同僚と。

でも、トレードを始めてから、朝が変わった。

ニューヨーク市場が閉じるのが日本時間の朝6時。だから、朝5時に起きて、MT4を開いて、チャートを見た。前夜の動きが、どう結果に繋がってるか。その日の相場予想。

自分で目覚まし時計をセットして、自分で起きる。朝が来るのが待ち遠しい。チャートが見たくて。

この15年、朝が待ち遠しかったことがない。でも、今は違う。毎朝、目覚めるのが早くなった。

1週間で複数の取引

その後、1週間で10回以上の取引をした。

勝ち、負け、勝ち、勝ち、損切り…。USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD。いろんな通貨ペアで、小さく試した。勝てる日もあれば、損切りする日もあった。

合計すると、1週間で、少しだけプラスだった。月給に比べれば、本当に微々たる額だ。でも、これは俺が生み出した金だ。

ロスカットも怖かった。損切りは小さくても、判断を間違えたら、もっと大きな損失になる可能性もある。そう考えると、毎回の取引が真剣だ。

給料は、努力しても、運があっても、変わらない。365日、同じ書類を同じように処理して、月々28万。でも、トレードは違う。チャートを読んで、判断して、決定する。正しければ、金が増える。間違えれば、金が減る。その責任が、全部自分にある。

心が変わると、人生が変わる

月末。1ヶ月のトレード成績を計算した。

結果は、プラスだった。給料とは別の、自分で作った収入。額は小さいけど、確かにプラスだ。

給料が上がる見込みのない会社で、毎月100%の力を出して、給料は据え置き。でも、FXでは、少しずつだが追加の収入が生まれてた。

2ヶ月目、3ヶ月目と続けた。月によって増減はある。勝つ月もあれば、負ける月もある。でも、トータルで見ると、少しずつプラスを積み重ねてた。

貯金が少しずつ増え始めた。

※ トレード結果には個人差があり、利益を保証するものではありません。損失が出る可能性もあります。

何が変わったか。金額じゃない。心だ。

毎朝、起きるのが楽しみになった。毎晩、チャートを見るのが楽しみになった。仕事も、給料をもらうためのルーチンじゃなくて、単に「生活費を得るための活動」になった。本当にやりたいことは、トレードだ。

マッチングアプリで女に無視されても、転職エージェントに門前払いされても、もう関係ない。なぜなら、俺は自分で金を生み出す側に回ってるから。

5万円から始まった、その夜の手の震え。あれは、恐怖だった。でも同時に、人生が変わる瞬間だった。

給料という、誰かが決めた金の額。そこから解放されて、自分で金を動かす。自分の判断で、自分の未来を変える。それができる側に、俺は立ってる。

手が震えるくらいの決定が
人生を変える

5万円を握りしめて、FXを始めた夜。その小さな決定が、毎朝の心境を変えた。月々の追加収入を生み出した。給料に頼らない、自分で金を生み出す側に回った。お前も、その側に立つことができる。

入金不要ボーナス15,000円を受け取る ※ 口座開設5分・自己資金不要・ゼロカット制度により追証なし ※ ボーナス金額は時期により変動する場合があります

── 田島タカシ

▶ 俺がXMを選んだ全理由を、1ページにまとめた。

貯金47万・年収358万の男が最後に握ったカード →